ごろねこ倶楽部
2008年映画採点表 |
私は基本的にどんな映画も好きですが、 ここではあえて採点してみました。 私が2008年に映画館で見た映画に限っています。 完成度/★=下 ★★=並 ★★★=上 好悪度/☆=普通以下 ☆☆=好き ☆☆☆=大好き好き |
タイトル | 完成度 | 好悪度 | コメント | |
1月 | AVP2/エイリアンズ VS.プレデター | ★★ | ☆ | AVPの災害規模は大きくなったが、話が薄っぺらい |
ジェシー・ジェイムズの暗殺 | ★★ | ☆☆☆ | 人間たちの心の葛藤を呑み込んでしまう運命 | |
シルク | ★ | ☆☆ | あまりに人間ドラマの描写が不足している | |
テラビシアにかける橋 | ★★ | ☆☆☆ | 最後にテラビシアに橋をかけなくてもいいのでは | |
スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 | ★★ | ☆☆ | 闇に血しぶきで描く残酷なお伽話 | |
2月 | アメリカン・ギャングスター | ★★★ | ☆☆ | 犯罪実業家と追う捜査官、その対比が面白い |
L change the WorLd | ★ | ☆☆ | 松山ケンイチ演じるLのキャラクターのみが見どころ | |
エリザベス:ゴールデン・エイジ | ★★ | ☆☆ | 歴史劇ではなく伝説を映像化したオペラの趣 | |
チーム・バチスタの栄光 | ★ | ☆ | キャラクターは面白いが、TVサイズの内容 | |
潜水服は蝶の夢を見る | ★★★ | ☆☆ | 人間性に勇気づけられるより、やはり悲しく切ない | |
3月 | ライラの冒険/黄金の羅針盤 | ★★ | ☆ | 既視感ありまくりのファンタジー |
いつか眠りにつく前に | ★★ | ☆☆ | 時は移ろい花は衰え、香りを残して散るのが人生 | |
ジャンパー | ★ | ☆ | 映像的見せ場が多いのに、このつまらなさは異常 | |
ノーカントリー | ★★★ | ☆☆☆ | 死は前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり | |
マイ・ブルーベリー・ナイツ | ★★ | ☆☆ | 脇を支えられて、ノラ・ジョーンズにとって優しい映画 | |
4月 | 魔法にかけられて | ★★ | ☆☆ | 「異界の恋人」テーマの極致を、巧くまとめている |
クローバーフィールド/HAKAISHA | ★★ | ☆☆☆ | 映像にリアリティがあり、存在にリアリティがない現代 | |
フィクサー | ★★ | ☆☆ | 3人の弁護士のキャラクターとキャストが見どころ | |
大いなる陰謀 | ★★ | ☆ | アメリカの過剰な自意識が見え隠れする | |
5月 | 紀元前1万年 | ★ | ☆ | どこが紀元前1万年なのかとつっこむお伽話 |
相棒−劇場版− | ★★ | ☆☆ | 楽しめたが、大がかりになったSP版といった感じ | |
ナルニア国物語/第2章・カスピアン王子の角笛 | ★★ | ☆☆ | 色合いが変わり、心情を感じるドラマとなった | |
ランボー/最後の戦場 | ★★ | ☆ | ランボーの活躍を単純に楽しめないリアリティ | |
6月 | 最高の人生の見つけ方 | ★★ | ☆☆ | コメディとしても人生ドラマとしても中途半端 |
つぐない | ★★ | ☆☆☆ | 映画的な「韻と修飾」がドラマを盛り立てる | |
イースタン・プロミス | ★★ | ☆☆ | 結局、ヴィゴの全裸格闘シーンが見どころになる | |
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 | ★★ | ☆☆ | 現実と物語内の時間がうまくシンクロしている | |
7月 | JUNO/ジュノ | ★★★ | ☆☆ | ジュノに好感は覚えるが、里子に出すのはどうか |
スピード・レーサー | ★★ | ☆☆☆ | めくるめく色彩にスピード感とドラマの調和 | |
告発のとき | ★★ | ☆☆ | 気づいていなかったのはアメリカ人だけじゃないの? | |
ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い歌 | ★★ | ☆☆ | ガシャドクロが暴れるヴィジュアルに心躍った | |
崖の上のポニョ | ★★ | ☆☆ | 女の子、母親、老女、海……。母性に包まれる映画 | |
ハプニング | ★★ | ☆☆ | 最後のサイコ小母さんの登場には違和感がある | |
8月 | インクレディブル・ハルク | ★★ | ☆☆ | ラストのモンスター対決が退屈に思えてしまう |
ダークナイト | ★★★ | ☆☆☆ | ヒーローものとしてはリアリティの限界に挑戦した | |
ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝 | ★ | ☆☆ | VFXアクションは飽きないで見ていられた | |
デトロイト・メタル・シティ | ★ | ☆☆ | ファンにどのような夢を与えているかがわからない | |
9月 | ハンコック | ★★ | ☆☆ | 人種の違うペアだったのが不自然に思える |
20世紀少年 | ★ | ☆☆ | まんがのリアリティは映画のリアリティにならない | |
幸せの1ページ | ★★ | ☆ | 父娘のドラマと作家のドラマが絡み合っていない | |
おくりびと | ★★ | ☆☆☆ | ヘタをするとブラックユーモアになるところだった | |
おろち | ★ | ☆ | まるで何かのパロディのように見えてしまう | |
ウォンテッド | ★★ | ☆☆ | ストーリーと文体にギャップがある | |
10月 | アイアンマン | ★★ | ☆☆ | 誕生ストーリーは面白いが、敵との戦いは飽きた |
宮廷画家ゴヤは見た | ★★ | ☆☆☆ | 芸術家の眼差しが見つめる物語の主役は「運命」 | |
ゲット・スマート | ★★ | ☆☆ | パロディだったはずが、今や本物の香り | |
イーグル・アイ | ★★ | ☆ | 思いついたアイデアから強引に作ったストーリー | |
ブーリン家の姉妹 | ★★ | ☆☆☆ | 対照的な姉妹を演じるふたりが見どころ | |
11月 | X−ファイル:真実を求めて | ★★ | ☆ | 単独の犯罪サスペンスとして見たかった |
レッドクリフ/PartT | ★ | ☆☆ | 2部作でなく1本の映画に作るなら導入部分の内容 | |
センター・オブ・ジ・アース−3D− | ★ | ☆☆ | 3D映像を楽しめばいいんじゃないかな | |
1408号室 | ★ | ☆☆ | もっと人間ドラマを描けたはずのからくり屋敷 | |
12月 | ブラインドネス | ★★ | ☆☆ | 映像的リアリティのある寓話 |
デス・レース | ★★ | ☆☆ | 世相的にリアリティのあるB級アクション | |
落下の王国 | ★★ | ☆☆ | 映像だけでなくストーリーでも魅了してほしい | |
WALL・E/ウォーリー | ★★ | ☆☆☆ | 人間は地球に帰って来なくてもよかったのではないか | |
地球が静止する日 | ★★ | ☆☆ | 宇宙人が納得するほどの希望があるのか | |
K−20怪人二十面相・伝 | ★★ | ☆☆ | パラレル・ワールドの話でなくてもよかったと思う |