ごろねこ倶楽部

ごろねこ通信は月初めに、前月分を上書き更新します。
★更新情報★
旧URLが2017年1月31日24時をもって消滅したため、新URLに移転しました。
「2017映画採点表」を追加。「新刊まんが情報」に追加。
『ごろねこ』63号は9月に刊行する予定です。

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2017.08.13 
 映画 新刊まんが 新刊まんが(復刻)  古本まんが  DVD 

【近況】 
 トンネルに入ってしまいました。
 出口はすぐそこに見えているような気もしますが、まだまだ遠いのかも知れません。
 なかなか更新できない状況が続いていますが、何とかURLを移転できました。
 とりあえず、サイトは続けます。
 
  7月に『ごろねこ』63号を作ろうと思っていたが、暑くて暑くて、ついに取りかかれなかった。
 また、8月6日には、この「ごろねこ通信」を更新しようと思ったが、これまた暑くて暑くて写真を撮っただけで疲れてしまって、文章を書くところまでいかなかった。
 それを書こうと11日に思っていたら、プリンタ(複合機)が壊れたのに気づいた。前回買い換えたのが昨年の1月だったから、約1年半しか経っていない。私の場合、それほどプリンタを酷使しているわけでもないが、なぜか2年ともった例がない。さっそく12日に家電量販店へ行って買って来たが(送ってもらうのでまだ届いていない)、呆れたことにまたまたインクが今までのものとは違う。使い方が変わるのが嫌で、プリンタはずっとCanonのものを使っているのだが、買い換えるたびに使用するインクが違うのは、いったい何なんだ。3台前は3eシリーズ、2台前が321シリーズ、今までの機種が351シリーズ、そして今回買ったのが371シリーズのインクを使うことになる。毎回、買い置きしてあるインクが無駄になってしまう。それが嫌で、今回は古い機種でも351インクを使う機種にしようと思っていたら、もうすでに351を使う機種は販売されていないのだった。どうしてそう頻繁にインクを変える必要があるのか、まったく納得がいかない。インクだけでも6000円ぐらいするのに。
 それはこれやで更新が遅くなってしまったが、ともかく今回の更新は8月6日までの分となる。
 この2、3日、夜などはやや涼しくなったが、それでも昼間の日常お決まりの仕事だけで疲れ切ってしまい、『ごろねこ』にはなかなか取りかかれない。9月になってもう少し涼しくなったら、63、64号を作ろうと思っている。もうしばらくお待ちを。
 
 【映画】
「映画採点表」を見て下さい。
 【新刊まんが】

 
●写真・左
『フイチン再見』は完結巻。村上もとかは取材や文献を基に作品を組み立てるのが上手い。しかもあれほど有名なのに、その人物像が一般にはほとんど知られていなかった上田としこについて、よく描いてくれたと喜びしかない。だんだんまんがの裏面史的な部分が大きくなっていったけれど。それはそれで興味深い。『現代コミクス版・ウルトラマン』は、1966年から67年に刊行された同誌の中から、井上英沖が執筆したエピソードをまとめたうちの上巻。今になって井上英沖の単行本が刊行されるとは思ってもいなかったが、「ウルトラマン」の力だろう。前にマンガショップから『遊星少年パピイ』、アップルから『サンダー7』が復刻されたとき、当時読んでいたときには気づかなかった雑な絵が気になったが、こちらはそうしたところは感じられない。『スペクトルマン/他』は今まで単行本化されていなかった一峰大二の「たのしい幼稚園」に連載していたバージョン。作品だけでなく、インタビューやデータなどが載っているのが嬉しい。『春の夢』は40年ぶりの「ポーの一族」の新作。萩尾望都の絵はあまり変わっていない気がしたが、昔の作品を描くとやはり随分違っているのがわかる。今の絵が下手になったとか衰えたとかいうのではなく、むしろ昔より上手くなっている部分もあるのだが、絵だけでなく、話の構成法が昔とは違っているのだろうと思われる。

●写真・左から2枚目
書店に「少年ジャンプ」の復刻版があったので買ってみた。創刊号と、最大部数を記録した1995年の新年3・4合併号の2冊セットである。なぜこんな企画をするのかと思ったら、創刊50周年記念だった。うっかりしていたが、マガジンやサンデーは50周年記念で何か企画をしたのだろうか。したとしたら見逃してしまった。そういえば、「ビッグコミック」が来年に50周年を迎えるはずなので、何か企画をしてほしいな。『ワンパンマン』は連載史上屈指の「最高にキモチいい一撃」が来るッ!? と書いてあるので、期待して読んだら、確かに久々にワンパンマンのワンパンマンたるゆえんのパンチだった。そのシーンを直接描かないのは、まあ効果としていいのだが、ゴウケツを倒すときの擬音は一つでよかったと思う。もちろんすべてはゴウケツの側が立てていた擬音で、サイタマのパンチ音は一つなのだろうが、あっさり一音だけ聞こえるほうが効果的に思える。

●写真・左から3枚目
 『赤いくつ』は、1957年の「少女クラブ」の別冊付録の復刻。水野自身が『トキワ荘日記』などを自主製作しているが、その1冊。1年前に出ていたのだが、気がつかなかった。アップル復刻本で、今回面白いと思ったのは『昭和漫画大全U〈第三集〉江戸川乱歩漫画選@』。畠山一夫の『青銅の魔人』や天馬正人の『魔法博士』は他では絶対に復刻されないだろうから、貴重。最近、江戸川乱歩の作品や関係書物が多く出版されると思う人がいるかも知れないが、実は今年、乱歩の著作権保護期間が終了したのである。だからアップルでも堂々と復刻できるわけだ。いや、まんが家のほうの著作権は関係ないけれどね。「少年」に連載された小説『鉄塔の怪人』も復刻しているが、できればまんが作品だけにしてほしかった。活字ページをそのまま復刻するのは極めて読みづらいので。あと私のお薦めは、うしおそうじの『おせんち探偵団』。これは「少女クラブ」に連載したときは『おせんち小町』だったのを単行本化したときに改題したという。他に『いとはん五十三次』『ぼくは武蔵だ』『ピン助捕物帖』『スットコトンちゃん』『め組のガン太』『おんみつ珍道中』『きのくに坂の物語』の短編が収録されたお得版だ。

●写真・右
 国書刊行会の「手塚治虫カラー作品選集」の特典の複製カラー原画3
 【古本まんが】

 
●写真・左
 下の石ノ森章太郎原作の作品は立て続けに復刊ドットコムから刊行されたが、1冊も買ってなかった。『サイボーグ009』本はもう2冊出ていたように思うが、この「まつはらともふみ」版は、009のキャラを使った同人誌のような作品で、読む気もしない。だが、カラーで描かれた「クビクロ」にインスパイアされたエピソード『夢の中で』はファン心理をくすぐる出来の作品だった。『アスガード7』は、学研の「1年のかがく」から「6年の科学」までの6誌に2年間にわたって同時連載された作品で、石ノ森自身も「1年」と「2年」に1年ずつ描いており、すがやみつるは「6年」に2年間描いていたとのこと。他の作者が描いた8年分の作品は、まだ単行本化されていない。
 上の貸本アンソロジー誌は、すでに掲示板で紹介済み。「炎」は別冊(増刊)を除けば、この6号が最終号である。7号の予行は載っているが刊行されなかった。手塚治虫が4号まで再録作品やエッセイなどを載せていたが、そのあたりの号と比べると、まるで違う本に見える。「星の調べ」は、『ばあやのお里』(山根青鬼)、『山の二つ星』(山口もりみつ)の2編を収録。アンソロジー誌というよりは、2冊の単行本だったものを合本にしたと思われるので、掲示板では紹介しなかった。こういう形式の貸本はわりと多かったようだ。山根作品の主人公の少女が歌う歌が「♪星の降る夜〜」という歌詞があり、山口作品も星に関係しているので、「星の調べ」というタイトルにしたのだろう。

●写真・右
「錆びたナイフ」はアンソロジー誌で紹介済み。「手塚治虫傑作まんが集」は「少年クラブ」1956年新年号付録。『メトロポリス』『あべこべものがたり』『摩天楼小僧』の3作を収録。180ページもあって豪華な付録。『メラピ王国の最後』はラジオドラマで紹介済み。「新諸国物語」の最も古い時代の話となる。『獅子丸一平』はそのうち紹介しよう。『チビタンこぞう』は久々に持っていない別冊付録を見つけた。怪物ペドロが現われたり、怪盗鬼火が現われたりするが、この近辺の別冊付録を持っていたかな。持っていない気がする。『キングZ』は連載かと思ったら、読切作品らしい。それにしても瀬越憲の絵は魅力的だ。
 【DVD】

●写真・左
 スカーレット・ジョハンソン主演の『アンダー・ザ・スキン/種の捕食』は見逃していた作品。エイリアンものだが、普通のエンターテインメントとは別の独特の撮り方をしているところが面白い。『Loop(ループ)』は一時期流行ったタイム・ループものかと思わせて、とんでもないオチをつける。いや、このオチでは矛盾があるだろとツッコミたいが、力業のオチには敵わない。『サボタージュ』はアーノルド・シュワルツェネッガーが(本当の)悪人を演じているのが見どころなのだが、それでも心情的には理解できる劇場版に比べて、別エンディング版ではまったくの悪人だった。そこまで悪人に描くと、途中の人物像がすべて偽りということになってしまい、映画として納得ができない。劇場版のほうが、後から変更したストーリーなのだろうが、筋は通っているように見えた。

●写真・中央
 『ゴルゴ13』は千葉真一版は見ていないと思っていたが、見たことがあった。昔、レンタル・ビデオで借りたのだろう。途中までの展開は高倉版よりいいが、ラストの狙撃に関しては高倉版のほうがいい。ただ、あまりゴルゴ13らしくはない。『黄金バット』も千葉真一が出ていた。てっきり千葉が黄金バットなのかと思ったが、黄金バットは誰かが変身するといったヒーローではなかった。映画と同時にまんがやアニメの黄金バットも始まり、この忘れられたヒーローを復活させようとしていたが、あまりうまくいかなかったと記憶している。この映画も、1966年公開の映画にしては脚本も特撮もひどすぎる。映画版のハルクが単独主演の作品は、エリック・バナ版も、このエドワード・ノートン版も失敗しているのだが、『アベンジャーズ』などで脇に回るとハルクの魅力が際立つ。で、単独主演の2作品の何がいけないのか考えると、どちらもハルクと同じ出自のモンスターを敵にしていることだろう。同じようなモンスター同士の戦いではハルクの魅力は活きない。TV版『超人ハルク』のDVDは、スペシャル版と最終回版と2枚持っているが、まだこんなスペシャル版があった。これはデアデビル(作品内ではテアデビル)が登場するエピソードということで買ってみた。

●写真・右
 これらはつまらない作品ばかり。といっても、そのつまらなさが癖になり、こうした映画を見続けているのだが。『大怪獣出現』はいかにも50年代ののんびりとした怪獣もの。ようするにカタツムリの化け物で、大怪獣というほど大きくはない。『退魔戦士ビザール・シューター』はグラビア・アイドルを起用した、よくある少女戦士もの。主演のアイドルたちは知らないが、売れていない時代の綾野剛が出ている。それよりも、ワタリや青影や河童の三平を演じた金子吉延が出ているのに驚いた。顔を見てもわからなかったけどね。この時点(2004年)でまだ俳優をやっていたんだ。『サイレント・ウェイ』はサイコ・スリラーかと思わせて、モンスター・ホラー。それなら、このシチュエーションは必要ないだろうと思ってしまう。『お姉チャンバラ』は、手島優主演の第2作のほうを持っているが、こちらの第1作のほうが一応のドラマにはなっているかな。いや、どっちもどっちか。レイコ役の橋本愛美は、橋本マナミのことか。ドラマに出ているのは初めて見た気がする。
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